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知的材料・構造システム

「大学連携型産業科学技術研究開発プロジェクト」

平成10年〜14年

 

プロジェクトリーダー   岸 輝雄・東京大学
サブリーダー       武田展雄・東京大学
             福田武人・大阪市立大学
             松崎雄嗣・名古屋大学
             谷 順二・東北大学

    

運営組織
研究開発の体制
研究開発の必要性
研究開発の目標
研究開発の効果

 


運営組織


研究開発の体制

 

 財団法人次世代金属・複合材料研究開発協会は産業科学技術研究開発制度の下に、平成10年度から新に設けられた「大学連携型産業科学技術研究開発プロジェクト」の最初のテーマの一つとして本研究を提案し、平成10年度から14年度まで5カ年計画で進めております。このプロジェクトは、大学に存在する基礎的な知見、独創的なアイデアに基き、革新的な技術開発を図り、我が国における新規産業の創出に積極的につなげようとするものです。その実施体制は、下記のとおり、大学を中心として大学―民間―国研の緊密なネットワークを基盤して推薦され、当協会は「知的材料・構造システム研究開発センター」を設けて、協力体制の強力にして、有機的な運営をはかっております。

 図1 知的材料・構造システム研究開発体制


研究開発の必要性

 複合材料は、高強度化、新機能化、多機能化等の材料設計の可能性と自由度に富み、これを母構造とする知的材料・構造システムは、まさに次世代の材料の発展の方向であり、単なる「支える」ものから「働く」ものへ、すなわち構造と機能と情報の融合した材料応用技術システムを拓くものであります。この新しい技術パラダイムの形成により、広範な新規産業創出、宇宙等への人間活動のフロンティア拡大、超高速交通、建築物の耐震・防災等人間社会へのインパクトは極めて大きいものがあります。


研究開発の目標

 

 ★本プロジェクトは、先進複合材料の構造物(骨格)に、繊維、箔、薄膜等の形状のセンサー材料・素子(神経)やアクチュエータ材料・素子(筋肉)を一体化し、情報処理・制御(脳)を行い、さらに使用環境に対し自ら働きかける基盤技術の開発を目指します。

 ★目標達成に向けて、図に示すように大学を中心としたヘルスモニタリング、スマートマニュファクチャリング、アクティブ・アダプティブ構造、アクチュエータ材料・素子の4つの要素技術の研究開発と、これらの成果を踏まえてデモンストレーション試験を実施し、産業化技術に向けての実証を行います。


 

研究開発の効果

 

 ★「支える材料構造」から、自ら「知覚し判断し働く材料システム」へと材料利用の視座を大転換することにより、図に示したように航空、宇宙から自動車、高速鉄道輸送、省エネルギープロセス等の産業分野や自己防災能力を有する建築物等人類の活動のフロンティア拡大、安全な高度技術化社会の発展さらには生体環境対応への波及的応用等多方面にわたって大きな貢献が期待されます。

図2 知的材料・構造システム研究開発の4つの主要領域と成果の応用

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