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アトムテクノロジーグループ・徳本 洋志
平成8年2月15日(木)、16日(金)の2日間、筑波第一ホテルにおいて、「’96 JRCAT International Symposium on Atom Technology」と題して技術研究組合オングストロームテクノロジ研究機構(ATP)、日本産業技術振興協会(JITA)主催、産業技術融合領域研究所(NAIR)の共催、新エネルギー・産業技術総合機構(NEDO)、工業技術院(AIST)の後援のもと、アトムテクノロジー研究体(Joint Research Center for Atom Technology, JRCAT)国際シンポジウムを開催しました。特に、産・学・官の研究所、各種団体、報道記者、英国やフィンランド等の大使館、などから国内外の関係者(延べ330名以上)の参加を頂けました。
今年は、JRCATが平成4年度に組織されてから研究が本格化し研究成果が多数出つつある状況を踏まえ、JRCAT内部の研究成果の公表およびその討論に中心を置いて開催しました。そのため、海外からの招待講演者はJRCATと共同研究を進めているProf. Jens K. Norskov (Technical University of Denmark, Denmark) とProf. Rechard E. Palmer(The University of Birmingham, UK) の2名に講演をお願いし、また、論文発表の公募は行いませんでした。JRCATからの発表については、各研究グループのリーダーの努力のおかげで79件の論文(海外招待論文2件、口頭論文8件、ポスター論文69件)を、すなわち,JRCATの約8割の研究員が発表することになりました。この内、口頭発表の8論文は、JRCATで重点研究材料に取り上げているシリコンと遷移金属酸化物を中心にテーマを選択しました。
第一日目はProf. Norskovの招待講演に続き、理論グループ(11件)、新物質・物性探索グループ(10件)、人工表面・界面制御グループ(15件)、表面反応制御グループ(5件)、第二日目はProf. Palmerの招待講演につづきメカニカルプローブ技術による原子・分子操作グループ(18件)、ピーム技術による原子操作グループ(6件)、空間内原子集団制御グループ(4件)、有機分子操作グループ(8件)から発表がありました。研究発表の内容の詳細は、現在、Extended Abstract集「’96 JRCAT International Symposium on Atom Technology」として取り纏め中ですので、できあがり次第希望者にはお届けします。
国際シンポジウムであるため全ての講演および質疑応答は英語で行いましたが、内容が豊富な発表がほとんどであったため海外研究者を始めとし、国内外で活発に活躍しておられる参加者から多くの質疑応答がかわされました。JRCAT研究員にとって非常によい発表の場であるとともに今後の研究の指針を得る良い機会であったものと思われます。シンポジウムの開催・運営には、ATP、NAIRの職員に直接当って頂きました。ここに、感謝の意を表します。

開催の挨拶する丸山瑛一プロジェクトリーダー

ポスターセッション風景
